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郷土料理 この人:古牧温泉青森屋総支配人・佐藤大介さん /青森



 ◇名門ホテル復活に懸ける--佐藤大介さん(35)
 「市民が急速に豊かになっている。5年後、日本への観光客はかなり増えるだろう。それまでに青森を売り込まなくては」
 6月に商談で深センや広州など中国南部を訪れ、確信した。中国は今年、国内総生産(GDP)で日本を抜き、世界2位の経済大国になるとみられている。高層ビルが建ち並ぶ南部の都市は目覚ましい発展の象徴だ。
 中国では青森県産リンゴがブランドとして認知され、1個1000円以上で売られていた。一方で、観光地としての知名度はほとんどなかったという。「両者をセットでPRし、相乗効果を狙う必要がある」と指摘する。
 大学を卒業した99年、大手商社に入社。人事部の採用担当や電車車両の輸出業務を経て、02年から2年間、ニューヨークに駐在。家賃月額約30万円のアパートに住み、億単位の商談をまとめた。
 駐在中にコーネル大学でホテル経営学を聴講し、観光業に興味を持った。以前から国内の地方がミニ東京化することに疑問だった。「観光をてこにすれば、独自性を保ったまま地方を活性化できるかもしれない」
 帰国後の04年、宿泊施設の経営再建事業に定評がある「星野リゾート」(本社・長野県軽井沢町)に転職。軽井沢のホテルで時給900円のフロント係として新たなスタートを切った。妻と1歳の長女がいた。住まいは月約5万円のアパートとなり、家電はリサイクルショップでそろえた。「リスクを取ってもチャレンジしたかった。将来を過信していた」と苦笑する。
 星野リゾートは05年5月、220億円の負債を抱えて民事再生法適用に追い込まれた古牧グランドホテル(三沢市)の経営再建を委託された。「規模が大きすぎる。勝算はあるのですか」。専務に尋ねたところ、逆に「行くか」と聞かれた。驚いたが、「経験を積むチャンス。やってやろう」と引き受けた。
 グランドホテルは旅行業者が選ぶ「日本の温泉100選」で10年連続1位になったこともある名門。しかし、バブル崩壊と施設の老朽化で客が減少。1泊3150円の安売りで起死回生を図ったが、収益が悪化して経営破綻(はたん)した。
 ホテルに着任後、案内や調理など従業員1人で何役もこなす業務見直しや経費削減を徹底した。「従業員の意識を利益と顧客満足度に向けることに苦労した」という。
 さらに地元密着を打ち出し、名称を古牧温泉青森屋に変更。「青森の強みは文化や食事の独自性。そこに活路があった」。ねぶたの山車を舞台に置いて、従業員が歌って踊るレストラン「みちのく祭りや」を新設。食事も郷土料理を中心としたバイキングにした。一時約3割まで落ちた客室稼働率は、09年には約8割に回復して黒字転換を果たした。
 生まれ変わり、復活しつつある名門ホテル。しかし、理想にはまだ遠いという。「同じことを続ければ飽きられる。日々、進化して県内観光のベースキャンプになりたい。それが青森の元気につながればうれしい」【高橋真志】
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 ■人物略歴
 ◇さとう・だいすけ
大阪市出身。趣味は家庭菜園と釣り。みちのく祭りやで舞台に立ち、「踊る支配人」と呼ばれたことも。古牧温泉青森屋は電話0176・51・2121。

8月1日朝刊



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